投資ってした方がいいの?なんか怖い。
年金もあるし、貯金だけで備えてもいいよね。
投資をするかしないかは個人の自由。
定年後も働くつもりだし、節約して暮らせばなんとかなるよね?
投資はするべきなのか?
こんな疑問を持つ方も多いと思います。
結論は
投資はした方がいい。
になります。
なぜなら、労働と貯金だけでは、お金が減ってしまうことがあるからです。
投資をするということは、資産が増える可能性(リターン)がある代わりに、資産が減る可能性があります。
だれしも、損はしたくありませんし、大切に貯めたお金が減るかもしれないとなれば、
怖いし投資なんかやりたくないと思ってしまいます。
前提として、「投資をやる、やらないは自由」です。
ですが、貯金と労働による収入だけでは、お金が減ってしまうことがあるんです。
残念ながら、現在は減っていってます。
なので、その分を投資で補えることを知っておくのはいいと思います。
この記事を読めば、自分には投資は必要か、投資もした方がいい理由を知ることができ、
資産づくりのためにどうしたらいいかを知ることができます。
以下で説明していきますね!特に老後の生活が不安な方、投資しましょう!
この記事を読んでわかること。
- 投資をした方がいい5つの理由。
- 投資家になってみよう!何から始める?
投資をした方がいい5つの理由
投資をするべきかどうか?
生活スタイルや収入でも変わってきますが、支出をかなり抑えて生活できる方や、
収入が多い方に投資は必要ないかもしれません。
ただ、そんな方でも投資をした方がいい理由があります。
以下で、解説していきます。
利率が低いため、貯金だけでは資産が増えない
現在の預金口座の利率は0.001%となっています。預けているだけでほとんど増えません。
例えば、老後資金の場合、65歳で退職して、95歳まで長生きするとして、
30年間、年金プラス月5万円使いたいとします。
厚生労働省の「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、年金の一ヶ月の平均受給額は、
国民年金が約5.6万円、厚生年金が約14.6万円です(国民年金分を含む)。
少し心もとないですよね。これも徐々に下がってくると思います。
12ヶ月×30年=360ヶ月
360ヶ月×5万円=1,800万円 が必要な金額になります。
45歳から65歳までで全額貯金だけで貯めようとすると、毎月75,000円になります。
月75,000円って、ちょっと大変な金額ですよね。
これが例えばつみたてNISAやiDeCoを使って投資して、年利5%で運用できたとすると、
月々45,000円で1,800万円貯めることが可能です。
貯金でお金を貯めるより、投資で増やした方がずっと効率的で、楽だと思いませんか?
つみたて投資には複利効果というのもあって、年数が長ければその力も大きく働きます。
投資なので、絶対ではないですが、近い金額まで利益は出せると思います。貯めるお金が3万円少なくて済むのは大きいですよね。
銀行の金利が低い時代に、効率よくお金を貯めるには、投資の力を借りるのは不可欠であると言えます。
貯金だけでは、インフレや為替相場の変動により価値が下がってしまう
貯金は安全。
利率が低いけど、そのかわり減ることはないよね。
そう思っている方は多いと思います。私もそう思っていました。
確かに、使わなければ、数値上減ることはないのですが、インフレや円安によって実質的なお金の価値が下がってしまうことがあります。
インフレになると、100円で買えていた物が、110円出さないと買えなくなったりします。
この場合100円の価値は10円分減っていることになります。
銀行の利率は0.001%ですが、今は前年比で約4%インフレしているので、残念ながらお金の価値は下がっています。
また、為替相場もお金の実質価値に影響します。円安になると円の価値が下がってしまうのです。
例えば、1ドル=100円だったのが、1ドル=140円になったとします。
これは、1ドルのものが100円で買えてたのが、140円出さないと買えなくなったという事になり、円の価値が減ってしまっています。
最近は円安傾向なので、お金の価値は下がっていることになります。
またこの円安がインフレを起こしているので、どんどんお金の価値が下がっていくサイクルに入ってしまっています。
投資の基本は分散投資ですが、貯金だけしてるということは、現金にのみ投資しているということになり、リスクの高い行為です。
貯金ならお金は減らないと思っていても、全然そんなことはないということです。
つみたてNISAなど優遇された制度を使って投資をしていくことは、インフレ、円安対策にとても有効です。
給料が上がっていない
少し古い資料ですが、下のグラフは平均給与の推移になります。
過去、1990年代にピークを迎え、その後はどんどん下がって、右肩下がりになっています。
一応、新しいデータだと、令和3年分の平均給与は443万円(国税庁ウェブページ)ということなので、
いずれにせよ上がっていないどころか、下がっています。
最近は少し上がっているようですが、過去の数字を見ると給与が全然上がらないことがわかります。
それどころか、昨年からのインフレは約4%で、実質のお金の価値は下がっていますので、見かけの数字よりは下がっていることになります。
給与と貯金だけで生活していくと、どんどんお金は減っていくことになります。
「真面目にコツコツ働いていれば、お給料が上がるという時代」ではなくなってしまいました。
給与は上がらない上に、銀行の利息も少なく、インフレと円安でお金の価値が下がっていってしまっている状態です。
そこで、投資の平均リターンは5%から6%と言われていますので、減ってる分を補うことが可能です。
「r>g」とは
資本の収益率(r)が経済成長率(g)よりも高いことを表す式です。経済学者のトマス・ピケティは、この式を提唱し、
資本主義社会における富の不平等や格差の問題を指摘しています。
資本の収益率(企業などの成長から得られる利益)が経済成長率(GDPなどの経済指標がどれくらい成長したか)よりも高い場合、
投資をしている人(資本家側)と、投資していない人の経済的な格差は広がることになります。
投資で得られる利益は5〜6%、日本の経済成長率は1.75%(2022年)です。
r>gに当てはめると、「投資している」、「していない」で格差はどんどん広がっていきます。
現在、私たちは成長を続ける資本主義の世界に生きていています。資本家になって、rの恩恵を受けることは難しくありません。
証券会社に口座を開設して、NISAやiDeCoを使って優良なインデックスファンドにつみたて投資すれば、簡単に投資家サイドにいくことが可能です。
つみたてNISA、iDeCoの口座開設ならSBI証券へ
NISA、iDeCoを始めて資本家になりましょう!
社会保険料や税金は上がっている
給料は上がらないのに、税負担や社会保険料は増加しています。
2006年から2016年の間で、年収700万円の方は約20万円上がっています。
今後も上がっていくことは予想されています。現状下がるっていうことはなさそうですよね。
体力と時間には限界ある
投資をせず、残業や副業で稼いで収入を増やしていくことも可能ですが、限界がありますよね。
休養も必要ですし、仕事以外のことを楽しむことも重要です。
余剰資金を投資することは、眠っているお金に働いてもらうことです。
自分が働かなくてもお金が増えていく状況を作ることは、資産を効率よく増やしていくことになります。
株式投資とか、お金に働いてもらうとかちょっとイメージするのが難しいと思います。
「企業に投資することによって、株主である私たちの代わりに企業が働いて、利益が出た分を還元してくれる」、ということです。
例えば、あるアメリカの指数に連動する投資信託に投資すると、500社とかそれよりも多い企業に分散投資することができます(S&P500連動の投資信託など)。
その500社には、iPhoneで有名なAppleや、Google、Amazonなど本当に世界的に有名な企業もたくさん入っています。
投資をして、資本家になるということは、このような有名企業の社員さんたちが働いて得た利益の一部を、手にすることができるということなのです。
想像すると何だか楽しいですよね。こんな有名な企業の株主になれるのです。
資本家になってみよう!何から始める?
貯金と労働だけでは、お金がどんどん減っていってしまうのは、理解していただけたと思います。
その上で、「投資は自分に必要ない」という方は以下の記事は読み飛ばしていただいて結構です。
一方、記事を読んで、投資してみたい、そんな方は以下のことをやってみましょう!
投資を少額から始めてみる
証券口座を開設し、つみたてNIISAを始めてみましょう。
オンラインで簡単に開設することができます(実際の投資を始められるのは一週間くらいです)。
ネット証券でしたら100円からつみたてNISAを始めることができますし、手数料も安いのでおすすめです。
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100円で意味あるの?って方も多いと思いますが、意味はあります!
投資が初めての方でしたら、値動きになれることができますし、何よりも投資デビューできたということに大きな意味があります。
一歩踏み出して、資本家になりましょう!
資本家デビューしよう!
証券会社でつみたてNISAを開設したら、以下のことをしてみましょう!
生活防衛資金がある方、ない方で分けてありますので、参考にしてください。
投資は必ず余剰資金を使いましょう。なので、貯金を全額投入するとか、お金を借りて投資する(借金の利息の方が、投資のリターンより確実に高いため、意味がないどころか損します)とかは絶対にやめてください。生活費の他に、マイホームや車の購入など大きな買い物の予定があれば、その分の資金も取っておいてください。
- 貯金が、一ヶ月生活費×半年分から一年分ほどある方でしたら、収入の10%ほどをつみたてNISAを使って運用してみましょう。
貯金があるといいうことは、月々、定期つみたてか何かしている方も多いのかな?と思いますので、
その一部を投資に回してもいいと思います。もちろん、100円とか少額から始めても大丈夫です。
その後は固定費(保険料や、携帯電話の使用料金、サブスク)や、
生活費のムダの見直し(マイボトル持参し、ペットボトル飲料を買わないなど)
をして、自分のリスク範囲内で少しずつ投資の金額を増やしていけばいいでしょう。 - 生活防衛資金(生活費×半年分から一年分)のない方の場合は、
まず、固定費と生活費を見直して、生活防衛資金を貯めていきます。
ただ、この場合だと、生活費(無駄遣いせず暮らしていける程度の金額)が20万円だとして、
半年分だと120万円になり、頑張って月3万円貯めたとしても、貯まるまで3年くらいかかってしまいます。
投資の場合、時間が長い方がリターンが大きくなるので、なるべく早く始めたい方は、
浮かせたお金の何割かを貯金に、残りを投資にという同時進行のやり方でもいいと思います。
2万円を貯金、1万円を投資に、という風にやっていって、ボーナスが入った時などに多めに資金を取り分けるなどしましょう。
どちらの場合も、少額からでも始めてみてください。いつでも金額の変更はできます。
一番大切なのは一歩踏み出してみることです。
固定費、生活費の見直しや節約はやれば誰でも効果が出ます。
ケチケチするのは嫌だなーって方も多いと思いますが、固定費を減らすのは効果が大きいのと、
削減しても生活の満足度は大して変わらないので、ここから見直してみることをおすすめします。
それはまた別な記事で紹介していきますので、ぜひ実行してみてください。
まだ大手キャリアの携帯を使っている方は、ここから始めてみてはどうでしょうか?
月々5,000円、年間60,000円ほどの節約になり、生活のクオリティーも下がることはありません。
- 1GB~3GB:日本通信SIM 合理的シンプル290プラン月額290円 足りない分は1GBあたり220円で追加可能、高速データ通信:1GB、国内通話料:30秒11円 ドコモ回線
- 6GB~7GB:HISモバイル 自由自在プラン7GB 月額990円 高速データ通信:7GB、国内通話料:30秒9円 通話料金も安い
安心のドコモ回線 - 20GB~:mineo マイピタプラン20GB 月額2,178円 高速データ通信:20GB(これを超えた場合、中速データ通信100GB)、国内通話料30秒22円ですが、LINE通話など使えばOK!回線は大手3社から選べます。
個人的なおすすめは
- ahamo 20GBの1プラン、月額2,970円!ドコモ回線。データ量を気にせず使いたい方おすすめ。dカードGOLDだと、
5GB無料で追加されます。海外でも使えるのが便利!旅行好きの方もおすすめ。5分以内の国内通話無料付き。
まとめ
かつての日本は給料も右肩上がりでしたし、銀行の金利も高かったので、コツコツ働いて貯金をすれば、
ある程度の資産を築くことができました。
でもそんな時代は終わってしまったのです。
銀行の金利はほぼゼロ、インフレに円安、増税に保険料増、しかも給与は上がるどころか下がっています。
普通に働いて、貯金だけしているとお金が減っていってしまうのです。
でも、文句を言ってても何も生まれないんですよね。今の状況を理解して行動していくことが重要です。
しかも、難しくない誰でもできる方法で自分のお金を守ることが可能です。
2022年8月に発表された日本銀行調査統計局の報告書をみてみると、家計の金融資産に対する投資関連の資産の割合は、
日本は約16%、アメリカは約55%となっています。やっぱり色々な理由で投資に二の足を踏む日本人が多いのでしょう。
今後、自分の身を守るために学んで行動する人、しない人で大きな差が生まれてきそうです。
このブログで紹介している資産運用は、誰でもやりさえすれば結果の出る方法です。
つみたてNISAやiDeCoなど、制度を活かして月々コツコツ積み立てていくだけです。
敵は、自分の中の「めんどくさいな〜」という気持ちだけでしょう。
今日読んでいただいた記事が皆さんの知識の一部になり、資産づくりの参考になってくれたら嬉しいです。
アラフォーの皆さんも遅くないですよ!
資本家になりましょう!