つみたてNISAを始めたいけど、証券会社にしなきゃいけないのかな?
証券会社ってたくさんあってよくわからないよ。
銀行で始めるなら改めて口座作らなくてもいいし、めんどくさくないよね。
そんな疑問を持っている方は多いと思います。
投資初心者にとっては、証券会社を選ぶのはハードルが高いですよね。信用できる証券会社にどんな基準で選んだらいいか、わからない方も多いと思います。
結論は
「SBI証券」か「楽天証券」
になります。
この記事を読んでわかること
- NISA口座はネット証券で開設する理由
- おすすめはネット銀行
- もし、すでに銀行で開設していたらするべき行動
実は私も2年前につみたてNISAを始めたのは、大手メガバンクでした。
ですが、色々考えた結果、2023年から別な証券会社に口座を引っ越ししました。
銀行での開設はおすすめしません。
NISA口座は一人一口座しか持てませんが、移管(引越し)することはできます。
その場合、新たな口座でつみたてを始めて、元の口座はそのまま運用しておくか、売却する事もできます。
この記事では私の体験も交えながら、間違いのない証券会社の選び方を解説していきます。
実際、NISA口座は別な金融機関に引越しすることもできますが、結構手間がかかりますので後悔のないように決めましょう!
難しそう、と思うかもしれませんが、大丈夫です。
この記事を読み終わる頃にはどの証券会社にするか、心は決まっていると思います。
これからつみたてNISAを始めるなら、SBI証券がおすすめです。
国内シェアNo. 1の証券会社で多くの投資家に選ばれている証券会社で私も使っています。
何と言っても手数料が安く、業界内で先駆けて株の取引の手数料を無料にするなど、顧客目線の営業をしている証券会社です。
正直、証券会社選びって失敗すると本当に大変なんですよ。ちゃんとした証券会社じゃないと手数料の高い投資信託しか選択肢がなかったり、利益目的の商品を売られたりしますからね。
変更もできますが、すごく手間も時間もかかります。
SBI証券を選んでおけば間違いありません。
NISA口座は開設するネット証券でする理由
積立NISAの口座を開設するなら、銀行や対面型の証券会社より、ネット証券会社です。
以下、ネット証券がおすすめな理由を説明していきます。
手数料が低い
ネット証券は、銀行や店舗をもつ証券会社と比べて、手数料が低い傾向にあります。
たった数%の違いだと思っても、長期投資の場合は利益が大きく損なわれることになります。
より手数料の少ないものを選びたいところです。
投資信託でかかる手数料は、購入手数料、信託報酬、信託財産留保額、換金手数料がありますが、
ここでは信託報酬を指しています。
以下は三井住友銀行と、ネット証券の信託手数料の比較です。
全世界株(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)
メガバンク:年率0.275% 三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド
ネット証券:年率0.05775% eMAXISSlim 全世界株式(オール・カントリー)
米国指数(S&P500)
メガバンク:年率0.0968% SMBC・DCインデックスファンド(S&P500)
ネット証券:年率0.0968% eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
つみたてNISAで人気の通称オールカントリーと、S&P500に連動する投資信託の手数料の比較になります。
同じ指数に連動しますので、値動きは一緒になるはずですが、これではメガバンクで運用の方が、成績は悪くなります。
S&P500の信託報酬は一緒でした。最近はメガバンクも信託報酬が低い商品も取り扱っているようです。
ただ、他にもネット証券の方がNISA口座開設に有利な部分があります。
続けて見ていきましょう。
以上のように、ネット証券の低コストな手数料体系は、長期的な運用に適しています。
投資対象銘柄数が多い
例えば、つみたてNISA対象の銘柄数が、SBI証券では193本、楽天証券は186本に対し、三井住友銀行では4本、イオン銀行でも20本、
対面型証券会社では野村證券が7本、大和証券で22本と、比較するとかなり差があります。
このように銀行や対面式の証券会社では、投資対象商品が少ないため、もし投資していた運用商品の成績が悪く変更したい場合でも、変更できません。
金額設定の自由度が高い
ネット証券では100円から設定できますし、ボーナス払い設定を使えば、通常の積立分にプラスで投資できるので、自分のペースでつみたてできます。
銀行では1万円からしかできないとか、積立金額のパターンが決められてしまっている場合も多いです。
少額から試していきたい方、自分のペースで投資していきたい方は、ネット証券を選んだ方がいいですね。
私の場合はここも金融機関変更したい理由の一つになった部分です。
個別株の投資ができる
銀行で開設した場合、個別株の売買はできません。取り扱ってないからですね。
2024年開始の新NISAで、積立投資と別に成長投資枠で個別株投資したい方は、ネット証券での口座開設をおすすめします。
対面型証券会社でも個別株投資ができますが、手数料が高い点がデメリットです。
やはり、ネット証券が適していますね。
おすすめのネット証券会社
ではどのネット証券会社がいいのでしょうか?
次に解説していきます。
おすすめは2つ
NISAに興味があって調べてる方なら社名は目にしてるとは思いますが、SBI証券、楽天証券がおすすめになります。
どちらかで悩んでる方が多いのではないでしょうか?
二社とも業界のトップをいく証券会社なのでどちらで始めても問題ないと思いますが、それぞれの特徴もありますので、ぜひ判断材料にしてもらいたいです。
SBI証券の特徴
- 手数料が格安
- IPO(新規公開株)取扱実績が業界トップクラス
- 9カ国の外国株式を取り扱う
- 三井住友カードでの積立投資でVポイント付与
- 貯まるポイントが選べる(Tポイント、Pontaポイント、dポイント、Vポイント、JALのマイル)
- Vポイントで投資ができる
- 単元未満株(100円から株が購入できる)
楽天証券の特徴
- 楽天ポイントで投資可能
- 楽天カードから投資ができる
- 手数料が業界最低水準
- 楽天ポイントが貯まる
- アプリで日経新聞が読める
- 取引ツールが使いやすい
以上が、SBI証券、楽天証券の特徴になります。
手数料はどちらも格安ですし、つみたてNISAを始めるならどちらをえらんでも問題ありません。
楽天のサービスを日頃から利用してる方なら楽天の方がポイントが貯めやすいなど、
普段貯めてるポイントの種類や、使っている銀行口座で選んでもいいと思います。
ただ、楽天証券のポイント還元率が下がってきているので、三井住友カードを作ってもいいということであれば、
SBI証券の方ポイントは貯まりやすいでしょう。
SBI証券は投資信託の積立を三井住友カードで行うと、0.5%~5.0%(上限5万円/月)、
楽天証券は、楽天カードで投信積立をすると0.2%または1.0%(上限5万円/月)、ポイントが貯まります。
楽天は投資信託によってポイント率が変わり、信託手数料が低いものだと、0.2%になっています。
SBI証券は一番低い還元でも0.5%なので、こちらの方が貯まりやすいです。
楽天ポイントを貯めたい方は楽天、そのほかのポイントを貯めたい方はSBIを選ぶといいと思います。
なお、クレジットカード積立で一番ポイント還元率が高いのは、マネックス証券で、1%〜1.1%です。
オンラインサイトの使い勝手の良さは楽天証券の方がいいという声が多いです。
私はSBI証券を使っていますが、少しわかりにくいと感じます。が慣れてしまえばそんなに大変ではないですね。
SBIと楽天、結局どちらがいいの?
どちらもいいのはわかったけど、どちらがいいの?決められないよ!
私のおすすめはSBI証券です。ポイントが楽天証券よりも貯まりやすいのはやはり魅力的ですし、
今後、日本株の取引の手数料を無料化すると発表しています。
新NISAで日本の個別株投資をしてみたい場合は、こちらの方がコストが抑えられます。
また、最近の楽天モバイルの経営不振も気になります。
楽天証券の経営自体は良好なので、倒産することはないと思いますが、不安な方はSBIの方がよいかと思います。
仮に証券会社が倒産してしまっても、私たちのお金は守られるようになっています。
運営資金と預金者のお金は分けて管理するように義務付けられているためです。
もし、その法律を無視して分別管理していない場合でも1,000万円までは保証されてますので、安心してください。
もし、ネット証券以外で口座開設していたら取るべき行動
現在、メガバンクなどで信託報酬(手数料)の高い商品につみたてしている方は、金融機関変更をおすすめします。
長期の投資では、ほんの数%の違いが大きく影響してくるためです。
同じ指数に連動していれば、運用成績に差は出ないはずですが、手数料が私たちがもらえる利益に影響してきてしまうという事です。
もし手数料が低いものに投資しているのであれば、無理に変更する必要はありません。
理由は、手間もかかりますし複数の会社で運用する事になるので、管理が若干しにくいかと思うからです。
また、その手間を考えたらリターンの差があっても、
ただ預金するよりはいいと思う方も金融機関変更はしなくてもいいと思います。
ネット証券に移管手続きする
変更したい年にもう買い付けがされてる場合は翌年からの変更になります。
手続きは前年の9月から12月まで、ですが、12月だと申請の関係上ギリギリになってしまうので、9月になったら行動しましょう!
以下手続きの流れになります。
ちなみに今までつみたてていたものですが、売却はせず、非課税口座で運用しておきましょう。
そして、2024年になってから価格が高いところで売却し、新NISA口座で運用する、がいいかと思います。
いいタイミングを図るのは難しいですが・・・、頑張りましょう笑。
手続きの流れ
- 変更前の金融機関に変更を申し込み、勘定廃止通知書、または非課税口座廃止通知書を受け取る。
NISA口座で買付した商品がある方は、勘定廃止通知書、
NISA口座でまだ買付したことのない方は、非課税口座廃止通知書を請求します。
通知書が届くまで一週間ほどかかります。 - 変更先への申し込み書類請求
請求書が届くまでに引越し先の書類を準備しておきましょう。 - 必要書類の返送
勘定廃止通知書、または非課税口座廃止通知書と変更後の証券会社への口座開設届出書、本人確認書類などを返送する。 - 金融機関変更完了
証券会社、税務署での審査後、無事金融機関変更完了となります。
私は実際、去年、金融機関変更をしました。
上記の2から4まではスムーズにできましたが、1の部分で時間がかかりました。
変更前の金融機関が対面での手続きしか受け付けていないため、予約に時間がかかったり(そもそも空きが少なく予約が取れない)
予約の変更も思うようにできなかったりしたためです。
また、手続きの日にそのまま処理すると、残りのその年の分の買付ができなくなるため、
自分で年末にオンラインで買付停止の操作をしなければいけなかったので、なかなか手間がかかりました。
なので、これから始める方はよく検討して、NISA口座を開設してほしいです。
まとめ
1.NISA口座はネット証券で開設する理由
2.おすすめネット証券は2つ
3.2つで迷うなら「SBI証券」
4.もし、すでに銀行で開設していたらするべき行動
この記事を読んでどの証券会社を選べばいいか、わかっていただけたと思います。
実際、SBIも楽天も大きな差はないと思うので、自分のライフスタイルにあったものを選ぶといいと思います。
2024年には神改正とも言われている、新NISAが始まります。
今のうちに自分に合う証券会社を選んで準備しておきましょう!
今回の記事が、みなさんのつみたてNISAを始めるきっかけになったり、投資に興味を持つきっかけになったらうれしいです。
アラフォーでもアラフィフでも遅くはありません。人生100年、運用期間はまだまだありますよ!
少額から少しづつでも始めていきましょう!